コンセプト比較
Cato Networks: SD-WAN一体型SASE
"真のSASE"を標榜
ネットワーク(SD-WAN)とセキュリティを単一のアーキテクチャに統合。拠点間ネットワークの最適化と、そこを通過するトラフィックの保護に強みを持つ。
- SD-WANとセキュリティの完全統合
- プライベートバックボーンによる安定通信
- シンプルなアーキテクチャ
Cloudflare One: SASE + Connectivity Cloud
ネットワークのあらゆる課題を解決
SASEを構成要素の一つとして捉え、Web保護(WAF/CDN)や開発者基盤までを包括的に提供。拠点、ユーザー、アプリの全てを保護・高速化する。
- SASEとWAAPの真の統合
- Anycastネットワークによる高速通信
- ハードウェアに縛られない柔軟性
機能・サービス徹底比較
| 比較項目 | Cloudflare | Cato Networks |
|---|---|---|
| ネットワーク |
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|
| SWGポリシー | 複合的なポリシー設定が可能。
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基本的なHTTPポリシーが中心で、DNSレベルのフィルタリング機能が弱い傾向にある。 |
| 脅威インテリジェンス | 圧倒的な規模。
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独自の脅威フィードのみ。Cloudflareのグローバルな脅威インテリジェンスには及ばない。 |
| アプリケーション保護 (WAAP) | 標準で統合。
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提供なし。
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| その他ゼロトラスト機能 | 低コストで多機能。
|
追加ライセンスが必要。
|
SD-WANの考え方比較
拠点間通信を構成するSD-WANの「帯域」に関するライセンスの考え方は、両社で大きく異なります。これは導入時の設計思想や将来の拡張性、コストに直結する重要なポイントです。
| 比較項目 | Cato Networks | Cloudflare |
|---|---|---|
| 契約帯域の考え方 | 拠点ごとの帯域を購入。 (例:拠点Aは100Mbps, 拠点Bは50Mbps...) |
会社全体(全拠点合計)の帯域プールを購入。 (例:全拠点で合計1Gbps) |
| 設計・導入 | 各拠点の利用量を予測する必要があり、Sier SEによるヒアリングやサイジング設計が重要になります。 | 全体の利用量で契約するため、拠点ごとの厳密な設計は不要。設計・導入工数は極小化できます。 |
| 帯域超過時の挙動 | サイトライセンスの契約帯域を超えると速度制限が発生。業務影響を避けるため、保険として多めの帯域を見積もる傾向があります。 | 速度制限はかかりません。 |
| エージェント通信の扱い | リモートアクセス用エージェント(Cato Client)には別途ユーザーライセンス(ユーザー数課金)が必要です。この通信はサイトライセンスの帯域とは独立しており、帯域制限はありません。 | エージェント(WARP Client)の通信は、SD-WAN(Magic WAN)の帯域計算に含まれません。ユーザーライセンスもプランに含まれており、追加費用なく利用開始できます。 |
Cato Networksの帯域モデル
ポイント:各拠点が個別に帯域を契約。合計帯域は各拠点の契約の積み上げとなる。
本社
250M
250M
支社A
100M
100M
支社B
100M
100M
工場A
50M
50M
工場B
50M
50M
倉庫A
25M
25M
倉庫B
25M
25M
店舗A
25M
25M
店舗B
25M
25M
店舗C
25M
25M
Cato Cloud
各拠点の契約帯域を超えると速度制限
サイトライセンスの合計帯域: 675 Mbps
Cloudflareの帯域モデル
ポイント:全拠点で1つの大きな帯域プールを共有。柔軟な帯域利用が可能。
本社
支社A
支社B
工場A
工場B
倉庫A
倉庫B
店舗A
店舗B
店舗C
Cloudflare One (Magic WAN)
帯域超過しても速度制限なし
会社全体での共有契約帯域: 例えば 500 Mbps
結論:あなたの会社に合うのはどっち?
Cato Networksがおすすめの企業
- 拠点間ネットワークの最適化(SD-WAN化)が最優先事項
- シンプルで単一化されたアーキテクチャを好む
- WebサイトやAPIの保護は別のソリューションで良いと考えている
- グローバルな拠点展開が少なく、複雑なID管理の要件がない
Cloudflareがおすすめの企業
- 拠点だけでなく、リモートワーカーや自社Webサイトも包括的に守りたい
- グローバルなパフォーマンスと拡張性を重視する
- 複数のIdPを利用するなど、複雑な要件に柔軟に対応したい
- SASEだけでなく、Webセキュリティや開発者基盤までを視野に入れている